宗 旨   

新義真言宗

本 山   

一乗山 大伝法院 根來寺(和歌山県岩出市根来)

本 尊   

真言宗の本尊さまは大日如来です

自性院の本尊さまは両部大日如来です(金剛界・胎蔵界の2体)

祖 師   

高祖 弘法大師(空海)西暦 七七四~八三五

宗祖 興教大師(覚鑁)西暦 一〇九五~一一四三


教えの伝来 今から一千二百年以上前 弘法大師が唐(今の中国)に渡り 密教を恵果和尚から相承し 日本で真言宗を開宗した 後高野山を開創し 京都の東寺を賜って教王護国寺と改め 密教の根本道場として 真言宗の教えをひろめ 八三五年(承和二年)高野山にご入定されました 

およそ三百年後 一〇九五年(嘉保二年) 佐賀県にて興教大師ご生誕され 鳥羽上皇のご加護により高野山に伝法院を興す 一部の衆徒との確執により根来に移り その後 伝法院流の法灯を確立し 修学練行の教法を広め 三大学山の一つとして加持門の教風を宣揚した室町後期には塔中寺院二千七百あまり 寺領七十二万石を有するも 豊臣秀吉の紀州征伐により 大塔 御影堂 大伝法堂のみを残してすべて焼失した 

その後 興教大師のご遺徳 み教えを慕う人々により復興を重ね 「新義真言宗」の根本道場として現在に至る